芸術心が感化される!?ボトルシップの魅力
ボトルシップの始まりは、200年程前の当時の船乗り達が、長い航海の際の暇つぶしとして考え出したと言われています。
現在ではボトルシップの愛好家も多く、フリマサイトなどでも自分で作ったものを販売している方がいたり、日本各地で展示会も催されています。
製作キットも販売されていますが、慣れてくると自分で木を切り出す所から始める事も出来ます。
完成したボトルシップをインテリアとして飾っておく事も出来ますので、製作から鑑賞まで長く楽しめる趣味となります。
製作には、時間と手間がかかりますが、細かいパーツで小さな瓶の中に作り上げられた船はたくさんの人を惹き込みます。
手芸や芸術品が好きな方にはもってこいな趣味となるでしょう。
ボトルシップの仕組み
瓶の中に船体を作り上げるボトルシップですが、ボトルの間口が狭いのに一体どうやって作り上げているのか不思議に思う方は少なくないでしょう。
実は作り方は大まかに分けて3種類あり、初級編~上級編まであるのです。
まず初級編は、「ボトルを分解してから、船を入れる」作り方です。
こちらは文字通りで、まず模型を完成させてから模型が入る大きさのボトルを用意します。
次にボトルを切断し、中に模型を入れてからボトルを接着するという方法です。
こちらは偽ボトルシップとも言われていますが、小さなお子さんでも作る事が出来ます。
次に、中級編である「模型を小さく畳んでボトルに入れ中で引き起こす」方法です。
こちらは、ボトルの口に入るサイズまで模型を畳む事が出来る事が条件となります。
糸で引き起こす方法などがあります。
そして、上級編は「ボトルの中で1から模型を組み上げる」方法です。
こちらは、一つずつ部品を置いては接着剤が乾くのを待つ必要があります。
非常に繊細で細かい作業が必要になってくるので、根気のある人向けの作り方です。
プラモデルとは一味違う、ボトルシップの魅力
ボトルシップは主に木製の物が多く、プラモデルとは異なり、上級者向けのものになると自分で部品から作り上げるものがあります。
初心者向けにはボトルシップ製作キットが販売されていますのでそちらを使用して作りますが、その場合でも木片を大まかな形に切り抜いて、目標の形になるまでやすりで削る作業が発生します。
また、キットに含まれるパーツは木片そのままの色をしているので、色付けも自ら行います。
船にはマストがありますので、そちらも自力で作り上げる事になりますが、マストの部品は非常に細かいです。
その部品をさらに削ったり、糸を通したり、船体に取り付けて真っ直ぐ綺麗に立たせる作業は、手先が器用でないと難しい作業かもしれません。
しかし、これらの細かな作業を経て出来上がったボトルシップを見た時には、何とも言えない達成感と充実感が味わえるでしょう。