映画鑑賞のメリット・デメリット
「映画の鑑賞は劇場に限る」という劇場派と、
「自宅のシアタールームが最高」と言う自宅鑑賞派が存在します。
面白い映画なら劇場でも自宅でも楽しいことに変わりはありませんが、
劇場鑑賞と自宅鑑賞それぞれの良さや注意点などを、振り返ってみることにしましょう。
まず劇場鑑賞の良さは、その大画面と音響効果が挙げられます。
美しい映像が大きなスクリーン一杯に映し出されると、
思わず見入ってしまうほどに感激してしまいます。
また、迫力のあるカーチェイスやアクションシーンでは、
見ている方も思わず身体に力が入り、無意識に声を上げてしまうこともあるのです。
映画がハッピーエンドで結末を迎えた時、劇場のどこからともなく拍手が聞こえ、
一緒に鑑賞している観客達が心をひとつにして、拍手の波が沸きあがった時なども、
その一体感で感動が倍増した経験を持った方も多いと思います。
劇場で見る映画の臨場感や、感動が増幅される効果と言うのは、捨てがたいものがあります。
一方で、観客のマナーに辟易させられた体験を持つ人も多いのではないでしょうか?
始まりからエンディングまでペラペラお喋りが止まず、
席を移動しようにも満席で、じっと我慢するしかなかったということもあるでしょう。
また、周囲の人がお菓子を食べたり、ストローで飲み物をすすったりする音が煩くて、
興ざめしたという話も良く聞きます。子供も大人も楽しめる映画では、
子供が泣いたり騒いだりして、映画に没頭できなかったという感想も聞かれます。
劇場側でもマナー向上に対する啓蒙には力を入れていますが、
いまだ周囲に迷惑を掛ける行為がなくならないのは、残念なことです。
家で楽しむ映画
では自宅で一人、または気の会う仲間たちや恋人と楽しむ映画の良さを考えて見ましょう。
女性は左程抵抗は無いかもしれませんが、
人前で涙を見せたくない、男の沽券にかかわると考える男性は意外に多いものです。
自宅鑑賞では、周囲の人の視線を意識することなく感情移入ができます。
人目を気にすることなく大泣きできるのは、自宅のよさでしょう。
劇場ではお喋りをしたりすると、周囲の人に迷惑を掛けたり顰蹙を買ったりします。
けれども仲間内の時は、あまり神経質になる必要がありません。
感想を述べ合ったりするのも楽しみのうちです。
また、寝転がるなど姿勢を気にせず、ラフに鑑賞できるメリットもあります。
恋人とロマンティックな恋愛映画を見ると、
映画の効果で無性に相手が愛おしくなることがあります。
劇場では周囲の目がありますが、自宅鑑賞なら人目を気にする必要はありません。
熱いキスを交わしたり、感情のおもむくままに愛を表現できたりするのも、
自宅鑑賞の素敵なところです。