クラシックの魅力
音楽鑑賞というと、どうしてもクラシックだけをイメージしてしまう方が多いでしょう。
しかし、どのような音楽でも楽しんで聞くことによって、音楽鑑賞と呼べるのです。
とはいえ、学生時代に音楽鑑賞というと、クラシックのイメージが強く、
じっくり味わって聞くことが定番といわれていたため、そのように勘違いをしてしまう方も多いのです。
クラシックばかりではなく、J-POPをはじめ、ロック、ヘビメタ、ジャズ、民謡、演歌など、
どのような音楽であれども、本人が楽しんで聞くことができれば、それは音楽鑑賞といえます。
とはいえ、J-POPやロック、ヘビメタ、ジャズなどの源流をたどると、クラシック音楽にたどり着くのです。
様々な現代の流行している曲の中には、かつてクラシックで使われた用法や、クラシックそのもののメロディー、
コードなどが使われていることが少なくありませんし、クラシックをアレンジしてヒップホップなどに
取り入れていることも珍しくありません。
以前ホルストの「惑星」を使った曲が日本で大流行しましたのは、最たる例といえるでしょう。
クラシックを知っておくことで、自分たちの好きな曲がどんなルーツを持っているのか、知っておくと、
更に音楽を楽しめます。
CMやドラマでも使われている
また、メディアで流れているCMソングなどでも、クラシックが使用されていることが多いのです。
たとえば、車のCMで有名なのは、「G線上のアリア」といわれているバッハの音楽です。
ラーメンのCMで使用されているエルガーの「威風堂々」やドビュッシーの「月光」、
ワーグナーの「ワルキューレの騎行」などは、とても有名な音楽なので、メディアで聞いたことがある方も
多いでしょう。ドラマやバラエティなども頻繁に使用されており、耳馴染みのある曲も少なくないのです。
スポーツシーンでクラシック曲が使用されているものというと、おそらくフィギュアスケートを
思い浮かべる方も多いでしょう。
日本では多数のフィギュアスケートファンが存在しています。
オペラや様々な楽曲を使用していることが多いのですが、それらの音楽を知って楽しんでおくことで、
より世界が広がり、楽しみを見出せるようになれます。自分で気になる曲を聴いたときに
調べておく癖をつけることで、よりクラシックを身近に感じ、音楽の楽しさを理解できるのです。
リラックスして聴ける音楽として、何かをしながら聞いていることもできるクラシックの
間口の広さを取り入れて、生活における楽しさをより増やしてみませんか。