日本の闘牛観戦
「闘牛」というとスペインを思い起こす人は多いと思いますが、実は日本でも闘牛は昔から行われています。
沖縄県のうるま市は「闘牛が最も盛んなまち」として有名で、明治時代の後期には闘牛が行われていたことが新聞記事などによって確認されています。
沖縄の闘牛は「ウシオーラセー」と呼ばれており、闘牛士と闘牛が闘うスペインの闘牛とは違って2頭の闘牛同士が闘うものです。
ウシオーラセーはテレビで放映されたこともあり、現在でも伝統的な娯楽として幅広い層のファンを獲得しています。
牡牛にはもともと戦いで優越順位を決める性質があり、それを利用したのが沖縄の闘牛です。
闘牛にはおのおの「勢子」と呼ばれる闘牛士がついており、闘いを鼓舞しています。
闘牛を観戦するには
闘牛は「うるま市石川多目的ドーム」で開催されることが多く、各大会のスケジュールはうるま市のホームページからPDFデータでダウンロードをすることができるようになっています。
ゴールデンウィークだけでも何回か闘牛が開催されますので、「一度、沖縄の闘牛を見てみたい」という人はこの時期に合わせて沖縄に旅行するのもいいかもしれません。
闘牛の始まる時間はさまざまで、ナイターが楽しめることもあります。
闘牛は競馬の馬などと同様に血統がありますので、基本的な知識を仕入れてから見ると楽しみが増します。
闘牛は人気が非常に高く、切符が売り切れてしまうことも多いので、早めにチケットを入手しておくことをおすすめします。
スペインの闘牛のような流血はなく、牛の豊かな感情に触れることのできる貴重なひとときが過ごせます。
石川多目的ドーム闘牛場へ空港からアクセスするには、自動車道を利用して石川インターから約2分の道のりです。
闘牛と合わせて楽しみたいグルメスポット
うるま市には闘牛にちなんだグルメスポットもたくさんありますので、闘牛を観戦した後はぜひ立ち寄ってみることをおすすめします。
特に人気が高いのは「うるマルシェ」のフードコートの一角にある「ラブメン」で、ここでは闘牛をかたどった器に入った「闘牛BULLS RAMEN」を注文することができます。
スープは塩豚骨ベースで、牛バラと野菜、そして煮卵のトッピングが楽しいラーメンです。
ライスも付いていて、辛味噌を混ぜ合わせてもおいしいと評判です。
ラブメンには闘牛ラーメンの他に「冷やし煮干しラーメン」やカップに入った「ベジカップ塩レモン味ラーメン」などの珍しいメニューも用意されています。
うるま市字前原にあるうるマルシェは駐車場も完備していて、地元の美味しい農水産物を購入できます。
うるマルシェへは首里城からは車でわずか約40分、観光スポットとして人気の高い美ら海水族館からも約1時間30分でアクセスができます。