ドッグアジリティーとはどういう事を行うのか?
皆さんはドッグアジリティーという競技を知っているでしょうか。
アジリティーというのは指導者と犬がしっかりと息をあわせて、コースにおかれたトンネルやハードルなどの障害物を、決められた時間内にきちんと正確にクリアできるかどうかを競う競技です。
こうした障害物の競技といえば、馬術の障害物競技がありますが、その動物が犬に変わった競技、それが犬になったという感じです。
このアジリティーはドッグアジリティーというのですが、歴史が長い競技ということではなく、1978円にイギリスのクラフトショーでデモンストレーションとして行われたものが最初といわれています。
日本ではあまりよく知られていませんが、ヨーロッパを中心に世界各国で協議会がおこなわれており、現在では成果選手権が開かれるほどなのです。
日本ではどこがおこなっているかというと、一般社団法人ジャパンケネルクラブによって1994年より協議が開催されています。
1996年からは日本代表選手を決定し、世界選手権大会に派遣するなど積極的な態度をとっています。
国内のドッグアジリティー協議会は、最も規模の大きな本部主催の大会、その他、全国各地で年間30回ほどの競技会が開催されているのです。
ドッグアジリティーの競技内容とは
競技会は犬の体高が35cm未満のスモール、35cm以上43cm未満のミディアム、43cm以上のラージという3クラスによって行われます。
障害物はこのクラスによって高さなどが変更されています。
難易度や旋回スピードの違いによってアジリティーには1度、2度、3度というコース設定がされており、タッチ障害、テーブルなどを含むものとふくまないジャンピング等、コース設定が決まっています。
コースの長さは、100mから200m、15個以上20個以下の障害をクリアするという規定があり、その中でアジリティーの場合は1度の場合、最大3つのタッチ障害を行う必要があり、2度と3度は最大4つのタッチ障害を行う必要があります。
こうしたコースを訓練を受けた犬たちが駆け抜け、障害をクリアしていくさまはみていて本当にすごい!!と感心しますし、ラージ犬の競技は迫力もあります。
最初は人間だけが回る?これって何?
ドッグアジリティー競技の最初、人がコースを周っています。
これはどうして行うのかというと、コースにおかれた障害物の順序を覚え、自分と犬がどのように動く必要があるのかをシミュレーションしているのです。
指導を行う選手だけがコースを周って犬は周る事が出来ないので、犬にとってはぶっつけで行う競技となり、人がどのくらいコースを把握しうまく犬を指導していくか、牽引していくかが決め手となります。
勿論しっかり練習を行っていないと、犬が人を信頼するということもありませんので、確実に練習をこなし、信頼関係を得ておくことも必要です。