理想的なボディメイクのために
シャドーボクシングはボクシングの練習法の一つで、またの名を「独闘」と言います。
最初は鏡に向かって自分のフォームをチェックしながら行い、慣れてきたら頭の中で相手をイメージしながら闘います。
近年では、特別な道具や場所を必要としないが効果の高いダイエット方法として、注目の的となっています。
物を殴ったりして、反動が来る訳ではないので、ケガをしにくいのも魅力の一つです。
シャドーボクシングでは腕を突き出す動きをたくさん行いますが、この動きは褐色脂肪細胞という体の部分を刺激します。
この褐色脂肪細胞は活性化すると余分な栄養を熱に変換する働きがあるので、脂肪を燃焼し、太りにくい体に導く事が出来ます。
トレーニングの方法にもよりますが、一般的には10分間で約100kcalを消費出来ると言われており、激しい動きを多く取り入れればさらにカロリーを消費出来ます。
さらに、パンチで二の腕やお腹周り、背筋を、キックやフットワークで下半身を鍛えられます。
これらの部分はボディメイクをする上で欠かす事の出来ない部分で、シャドーボクシングではこれら全ての部位を一度に効率的に鍛える事が可能です。
また、有酸素運動のみではなく筋トレと同等の効果があるエクササイズなので、全身を動かす事で筋肉が刺激され、綺麗なボディを手に入れる事が出来るのです。
基本の動き~コンビネーション
まず、基本の立ち姿勢は利き足を後ろに1歩引き、肩幅に足を開きます。
上半身はお腹に力を入れて、やや前景姿勢気味になります。
拳を頬骨の前で軽く握り、小指側を正面に向け、肘を少し曲げて正面を向きます。
パンチを打つ時には腕だけを突き出すのではなく、体のひねりを利用して軸がブレないようにする事がポイントです。
より遠くまでパンチを飛ばす為には、後ろに引いた利き足のかかとを少し浮かすようにし、且つ体の縦の軸をずらさないようにすると良いです。
さらに、脂肪燃焼効果を増やしたい場合には、コンビネーションを取り入れてみましょう。
例えば、ジャブ・クロス・ジャブ・フックなど自分の好きな動きや、動きやすい動きを取り入れるてみると良いでしょう。
ある程度長さのあるコンビネーションを続ける事で、動きに飽きる事なく脂肪燃焼効果をアップさせるほか、コンビネーションを覚えられたという達成感も加わるので、楽しく続ける事が出来るでしょう。
楽しくシャドーボクシングを続けるには、ノリの良い曲を選び、テンポよく動くのもポイントです。
リズムが良く、パンチをしっかりと繰り出せて、体をひねる事が出来る曲が理想的です。
まずは簡単なジャブ、クロスを続け、慣れてきたら3種類ほどに動きを増やして、体を色々な方向に動かせるようにしていくと良いでしょう。