短距離走は筋力アップをしたい人におすすめ
短距離走と長距離走の大きな違いは、短距離走が無酸素運動なのに比べて、長距離走は有酸素運動という点です。
これは、短距離走は酸素を使わずに、糖分を使って筋力を動かすエネルギーを作り出しているためです。
短時間に強度の運動をすることで筋肉の量を増やし、基礎代謝を高めます。
ですから、筋力をアップさせたいう方にぴったりです。
一方で長距離走は有酸素運動です。
有酸素運動は酸素を使って脂肪を燃焼させるため、ダイエットをしたい方にぴったりです。
短距離ランナーと長距離ランナーの体格の違い
短距離ランナーと長距離ランナーを比較してみるとよく分かりますが、長距離ランナーは脂肪を燃焼させながら長い距離を走るため、ほっそりとしたスマートな体形です。それに対して、短距離ランナーは強度な運動で筋肉をつけるため、筋肉が全体的にバランスよくついています。
トップ選手になるとそれがよく分かります。
短距離走に適した体づくり
短距離走に適した、引き締まった綺麗な筋肉をつけるには、短距離走の練習と平行して食事の内容を見直す必要があります。
良質な筋肉をつくるために、高たんぱくで低カロリーな食事内容にすることが重要です。
鶏の胸肉やササミ卵などを使った食事メニューがおすすめです。
あとは、筋力アップのトレーニングをおこなうことで、より引き締まった筋肉をつけてくれます。
特に短距離走は下半身を鍛えるイメージが強いですが、早く走るためには正しい姿勢をキープしながら走りぬくことが重要になります。
そのためには体幹を鍛えるトレーニングが必要です。
達成感が得られ、成長を感じられる
短距離走は、筋力をアップさせて引きしまった体をつくることができますが、
競技そのものが、練習して成果を出して成長を感じられるという、魅力のあるスポーツです。
筋力をつけて、スタートダッシュの練習をしたり、美しいフォームを身に着けたり、日々の練習を重ねただけ速く走れます。
そういった達成感を得られるというのも、短距離走の魅力ではないでしょうか。
始めのうちは、どんどんタイムが縮まっていき楽しく感じられますが、次第にタイムが伸び悩むこともあります。
ですが、小さな修正を重ねることで、0.1秒のタイムを縮めていくことができるようになるかもしれませんし、達成感が得られます。
短距離走は観戦もおすすめ
短距離走は速さを競う競技ですが、短い距離のなかでの1歩はスライドが大きく見ごたえがあります。
選手たちがどうやって筋肉を使っているのかといった研究もできるので、競技の観戦は非常に勉強になります。
それぞれの選手が、どんな練習法を取り入れているのか、間近で体感しましょう。